ひょうご進出Q&A


Q3:技術を支援する体制は整っていますか?

A3:技術面での支援を行う産学官の連携体制が充実。

県内には、研究機関や大学といった知的基盤に加え、県立工業技術センターや公益財団法人新産業創造研究機構(NIRO)、兵庫ものづくり支援センターなど中小企業の実情に応じた技術面での支援を行う産学官の連携体制が充実しています。

[県立工業技術センター]
中小企業をはじめとする県内産業団地のための中核的技術支援機関。 企業ニーズに基づいた技術の高度化と市場性のあるものづくり支援のため、技術相談や技術支援を行うほか、大学や企業との共同研究を実施しています。 本部となるセンター神戸(神戸市須磨区)のほか、繊維工業技術支援センター(西脇市)、皮革工業技術支援センター(姫路市)を有しています。
また、平成29年度に航空機関連産業の国際認証基準に準拠した非破壊検査員の訓練施設である「航空産業非破壊検査トレーニングセンター」を開設し、中小企業の生産力・技術力向上や受注拡大を促進しました。
さらに、「金属新素材研究センター」に金属3Dプリンタ、砂型積層3Dプリンタ等を整備し、金属加工や鋳造分野における三次元付加造形技術を開発するとともに、現有の樹脂積層型三次元造形装置とも連携させて多品種少量・迅速生産技術を実現しています。


[公益財団法人 新産業創造研究機構(NIRO)]
震災復興を目的に官民の出資により平成9年3月に設立。地域の活性化と産業発展のため、国内外の大学や企業、研究機関等との連携を図りながら、社会ニーズに対応した新産業の創造につながる新技術・新システム等の発掘と実用化・製品化の研究開発を同機構内の「研究所」において実施しています。
また、同機構内に兵庫県の産学官連携の総合窓口として相談・斡旋等を行う「兵庫県産学官連携コンソーシアム」、大学等の研究成果の特許化を進める「TLOひょうご」、大企業等から中小企業への特許・技術移転等を行う「技術移転センター」をそれぞれ設置しています。

[兵庫ものづくり支援センター]
次世代の成長産業の育成に向けて、産業全体に高い波及性を有し、大きな成長が期待される①ナノ(超微細)、②情報通信・エレクトロニクス、③健康・医療、④環境・エネルギー、⑤人工知能(ロボット)の最先端技術分野を重点に、地域の産業振興を支援するため、公益財産法人新産業創造研究機構(NIRO)に「兵庫ものづくり支援センター」本部を設け、支援人材を配置するとともに、県下3箇所に技術支援拠点となる「兵庫ものづくり支援センター(神戸・阪神・播磨)」を設置しています。
産学官連携コーディネーター、研究コーディネーター、技術コーディネーターを配置し、それぞれ、地域の研究機関と連携して産学官連携による研究開発への支援や共同利用機器の活用による技術指導、技術相談により、中小企業をサポートしています。